溶連菌感染症は大人にうつります。潜伏期間がありますが、発疹などが出ます。溶連菌感染症の症状、治療と予防を理解しておきましょう。
溶連菌感染症とは、A群β溶血性連鎖状球菌という細菌が原因で起こる病気を総称して、「溶連菌感染症」と呼ばれています。溶連菌感染症の症状は、急に高い熱が出てきて、咽頭や扁桃腺に感染し、のどの痛みとはれ、頭痛、体や手足の発疹が出るなどの症状で、また、吐き気などの腹部症状が出る場合もあったり、首のリンパ節が腫れたり、中耳炎や筋肉痛、関節痛などもあらわれることもあります。その後、数日たつと、小さな発疹が全身にたくさん出てきます。溶連菌感染症は、はじめに白いコケがついてきて、3〜4日経つと、舌が赤くブツブツとしたイチゴのようになってしまうのが特徴です。また、一週間くらいしてから、手の指先から皮がめくれることもあります。溶連菌感染症は、幼稚園や保育園、学校などでくしゃみや唾液などで感染してしまう病気なので、近くでしゃべることでうつります。溶連菌感染症がうつってから症状が出るまでは2〜3日ほどだといわれています。
溶連菌感染症の咽頭炎の症状が出るまで約2〜5日ほどで、主に2歳から10歳頃の子供に多く(特にピークは5歳から10歳)、成人には少ないといわれています。また、溶連菌感染症は、季節的には12月から3月に一番多く、7月から9月が一番少なく、症状として、咽頭炎・扁桃腺(発熱は90%以上、のどが痛い、のどが赤い、扁桃腺に白いものがついているため口臭があり、血液の混じった黄色いタンが出る)、口蓋の点状紅斑・点状出血斑(口の中ののどちんこを中心に赤く小さい点状の出血班が出る)、イチゴ舌(舌の表面が、イチゴの表面のように発病して2〜4日後になる)、全身発疹(顔や股のところに、小さく赤い発疹が発病して1〜2日後に多数でてかゆみを伴う)、皮膚落屑(いろいろな症状が消えた後5日〜6日後に手足の指先から皮がめくれてくる)、その他の症状(頭痛・だるいなどの発熱に伴う症状)。またせきや鼻水などの一般的な風邪の症状は、他の感染症に比べると少なく、嘔吐を伴うことはありますが、下痢をすることはありません。子供に多いですが、溶連菌感染症は大人にも移ります。
溶連菌感染そのものは、普通の抗生物質を2〜3日飲めばすぐに治りますが、急性腎炎、リウマチ熱や血管性紫班病などの合併症を防ぐためにも10日から2週間の間は、抗生物質を飲むことが勧められております。まし、溶連菌感染症とはっきりと診断された場合は、その家族全員にも注意が必要なため、抗生物質を服用したほうが一番理想的です。報告によると、兄弟で50%、親で20%感染しており、感染者の50%から80%は発病します。また、抗生物質を1〜2日服用して発熱や発疹が治まり元気があるようでしたら、登校、登園してもいいようで、溶連菌感染症には、いろいろなタイプがありますが、(日本では約4〜5種類のタイプがあるといわれています)4〜5回は感染する可能性がありますので常に予防をしておく必要があります。予防の基本はうがいと手洗いです。エアコンや暖房器具などで乾燥した部屋を加湿器を利用して適度な湿度を保つことも大切です。また、専門医からは、虫歯があると菌がつきやすいと指摘されておりますので、お口に中も清潔にするように心がけてあげて下さい。